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Trail Runner Nation · 2026年6月22日

EP 786: ウエスタンステーツ前に知っておくべきすべて

AI generated article / ja / study
この記事でわかること
  • 西部州100マイル2026年完全プレビュー:伝説のレースを読み解く 毎年6月最終週、カリフォルニアの山岳地帯で繰り広げられる西部州100マイル endurance r...
  • [5:00] 西部州が特別である理由:ステイツマスという祝祭 AJWが「ステイツマス(Statesmas)」と呼ぶこの時期は、クリスマスと同じように「期待感」が最大の...
  • 西部州のコースは、オリンピックバレー(タホ盆地)からオーバーン(シエラネバダ山麓のゴールドカントリー)までの100マイル・ポイントトゥポイント。金鉱夫たちが歩いた道を...
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Trail Runner Nation / Trail Runner Nation

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西部州100マイル2026年完全プレビュー:伝説のレースを読み解く

毎年6月最終週、カリフォルニアの山岳地帯で繰り広げられる西部州100マイル endurance runは、単なるウルトラマラソンを超えた「国民的祝日」のような存在だ。Trail Runner Nationの恒例企画として、アンディ・ジョーンズ=ウィルキンス(AJW)が2026年の出走者を徹底分析し、レースの歴史、文化、抽選システム、そして「ゴールデンアワー」と呼ばれる感動的なフィニッシュの瞬間までを語り尽くす。ホストのドン・フリーマンとスコット・ウォーと共に、AJWは出走リストに並ぶ名前を「追う価値のある物語」へと変換していく。

5:00西部州が特別である理由:ステイツマスという祝祭

AJWが「ステイツマス(Statesmas)」と呼ぶこの時期は、クリスマスと同じように「期待感」が最大の魅力だと彼は語る。3月から4月にかけて人々がオフシーズンのほこりを払い、4月・5月に盛り上がりが加速し、メモリアルデーのトレーニングキャンプを経て、ランナーたちがオリンピックバレーへと旅立つ。この一連の流れ全体が「祝日」なのだ。

西部州のコースは、オリンピックバレー(タホ盆地)からオーバーン(シエラネバダ山麓のゴールドカントリー)までの100マイル・ポイントトゥポイント。金鉱夫たちが歩いた道をたどり、雪を頂いた山頂、灼熱の谷、そしてデッドウッド、エルドラド、ボルケーノという3つの悪名高い峡谷を通過する。AJWは「誰も西部州を『最も美しいコース』や『最も難しいコース』とは言わない。しかし、ほぼ全員が『神秘性』を感じると言う」と指摘する。特にラストチャンス(43マイル地点)を出てスイングブリッジへ下り、デビルズサムへ登る途中に錆びついた採掘設備を見るとき、1850年代の金鉱夫たちの苦闘が肌で感じられるという。

このレースのユニークさは、ケンタッキーダービーのチャーチルダウンズ、マスターズのオーガスタナショナル、フェンウェイパークのような伝統的スポーツ聖地と比較される。そして何より、エイドステーションのほとんどが地元のランニングクラブによって運営され、同じボランティアが何十年も戻ってくるという文化が、このレースを支えている。AJWは「毎年出走者の85%が初参加だが、真のベテランはコース上にいるボランティアたちだ」と語る。ミシガンブラフのクルーは合計120回以上の西部州フィニッシュを誇り、その多くが70代・80代だ。

13:002026年のコースコンディション:雪なしの乾燥した年に何が起きるか

スコット・ウォーは農業関係の仕事から、2026年のシエラネバダの積雪が「測定不能」だったことを報告する。2024年は170インチ、2025年は79インチだったのに対し、2026年はカリフォルニア水資源局の職員が乾いた地面に測定棒を置くという衝撃的な映像が公開された。

AJWはまず「火災の危険性が非常に高まっている」と懸念を示す。同時にランナーとしては「これは素晴らしい」と認める。メモリアルデーのトレーニングキャンプでは、参加者がレッドスターリッジを超えて走れるほど雪がなく、通常は走れないセクションを体験できた。グラナイトチーフの荒野エリアも例年よりはるかに乾燥している。

AJWは「速く、清潔で、乾いたコースになる」と予想し、さらに「暑くなってほしい」と願う。彼は2006年の西部州(20周年)を調査中で、ブライアン・モリソンがフォレストヒルからリードしながらトラック上で倒れ、グラハム・クーパーが勝利した年を引き合いに出す。ニッキー・キンボールは女性総合3位(1998年のアン・トレイソン以来の高順位)だった。「過去5年間は80〜90度台で、本当の西部州の暑さではなかった。伝統的な西部州をまた見たい」とAJWは語る。

19:00女子レース分析:史上最強のフィールドか

AJWは出走者を「ベテラン(2回以上フィニッシュ)」「ニューベテラン(1回フィニッシュ)」「ルーキー」「アスタリスク付きルーキー」に分類する。女子ベテラン勢には、昨年2位の張福嬌(中国)、優勝者のアビー・ホール、6回フィニッシュのエミリー・ホーグッド、複数回表彰台のマリアン・ホーガン、トップ5常連のキーリー・ヘニガーが名を連ねる。この5人だけでトップ10の半分を占める可能性がある。

ニューベテラン(1回フィニッシュ)は「怖い存在」だとAJWは強調する。キリアン・ジョルネは2010年初出走で3位、翌年優勝。ティモシー・オルソンも2011年初出走、翌年優勝。昨年の勝者ケイレブ・オルソンも前年5位からの2年目優勝だ。フィオナ・パスカル、ハンナ・オールグッド、イングヴィルド・カスパーソンの4人は昨年好成績を残し、少なくとも2人はトップ5に入るとAJWは予想する。

ルーキー勢も凄まじい。ブラックキャニオンでゴールデンチケットを獲得したジェン・リヒター、オーストラリアから来たホリー・ランサム、マラソン銅メダリストのモリー・サイデル、そして2025年リードビル100マイルで1994年以来のコースレコードを樹立したアン・フラワー(アン・トレイソンの記録を破った)。さらにアスタリスク付きルーキーとして、昨年途中棄権したタラ・ダワーがいる。彼女は現在世界最高の女性ウルトラランナーの一人だ。

AJWは「コートニー・ドウォルターやレイチェル・ドレイクがいないからと軽視する人もいるが、これは狂ったようなレースになる」と断言する。コートニー・ドウォルターの2023年記録(15:29)について、AJWは「破られる確率は50%」と見積もる。張福嬌とハンナ・オールグッドがその可能性を持ち、ジェン・リヒターやモリー・サイデルもワイルドカードとして注目される。

42:00男子レース分析:ジム・ウォームズリー vs キリアン・ジョルネ、そして深い層

男子の見出しはもちろん、コースレコード保持者ジム・ウォームズリーと、2010年初出走から16年経った今も優勝を狙うキリアン・ジョルネだ。AJWはウォームズリーの成功が「失敗から生まれた」と指摘する。2016年のクォリーロードでの致命的なミス、2017年のハイカントリーでのペース配分ミス。2018年にようやくすべてを正した。これは、2度のDNFを経て14連勝したアン・トレイソンを彷彿とさせる。

その後ろにはヘイデン・ホークス(トップ10に3回、2位2回)、アダム・ピーターマン(数年前の優勝者)が控える。ニューベテランにはアンソニー・カスタリス、ハンス・トロイヤー、ジェフ・マクガヴァー、ダニエル・ジョーンズ、セス・ルーリングの5人。全員がトップ10経験があり、若く、カーボンシューズや高炭水化物補給、冷却戦略など最新の手法を駆使する。

ルーキーも豪華だ。デビッド・シンクレア(JFKなどで50K・50マイルのコースレコード保持)、フランチェスコ・プーピ(欧州の強豪、ウォームズリーと頻繁にトレーニング)、ウィル・マレー(ジャベリナ100でサブ13時間)、ジョーダン・ブランブリット(グランドキャニオンFKTでウォームズリーに数分差)、キャニオン・ウッドワード(東海岸の新星)。アスタリスク付きルーキーとして、ザック・ミラーがキャニオンズ100Kで2位に入り、西部州に初参戦する。

AJWは「女子にはコートニーやケイティ、レイチェルがいないが、男子の方がより層が厚い」と評価する。わずか384の出走枠でこれだけの才能を集められるのは、西部州の価値観と運営の賜物だ。

56:00西部州が伝説となった理由:抽選、資格、そして歴史

西部州の抽選システムは年々厳しくなっている。現在は1年目1枚、2年目2枚、4、8、16、32、64、128、256、512枚と倍々でチケットが増える。今年は512枚保持者(10年連続落選)が12人おり、9人が当選、残り3人は補欠リストの最上位に入り数週間で繰り上がった。AJWは「64枚で確率30%以上、128枚でホテル予約すべき」と語る。

特筆すべき改善点として、かつては年に1回でも予選レースを走らなければチケットがリセットされたが、現在はチケットを保持したまま何年でも休止できるようになった。妊娠・出産による延期制度も導入され、その後は全員がチケットを保持できるようになった。「これが完走率向上の要因だ」とAJWは分析する。「これが人生で一度のチャンスだと認識したランナーは、無理をしてシルバーバックルを追い求めてDNFするリスクを冒さない」。

西部州の定員369人(現在は384人)は、グラナイトチーフ荒野地域の通過許可に由来する。1964年荒野法の下、議会との交渉でこの数字が固定された。トニー・ロスマン(元理事会会長、弁護士)が議会まで働きかけ、荒野地域指定前にレースが存在したという理由で「祖父条項」による許可を得た。コースを迂回して定員を増やす提案もあったが、レースは「それが歴史的なコースだ」と拒否した。

ゴールデンチケット制度(HOKAシリーズの6レースで上位入賞すると自動出場権獲得)は約20年前のモントレイル・ウルトラカップに起源を持つ。また、各エイドステーションには1枠の出場権があり、長年ボランティアを続けた地元ランナーに与えられる。AJWは「デビルズサムのエイドはサクラメント・バッファローチップスが35年運営している。彼らは12年ボランティアを続けた人に枠を与える」と説明する。

1:00:00最終表彰台予想

AJWの女子予想: 1位:アビー・ホール(連覇)。昨年の優勝後すぐに翌年の出場が確定し、自信と集中力が高まった。 2位:ジェン・リヒター(新人賞)。アビーを追い詰めるが、デビュー戦で2位。 3位:ハンナ・オールグッド(ニューベテラン)。

男子予想: 1位:ジム・ウォームズリー。出走すれば優勝候補筆頭だが、これまでにない密度の追走者に挑まれる。 2位:キリアン・ジョルネ。昨年3位から1つ上げ、2027年も参戦してほしい。 3位:ジェフ・マクガヴァー(ダークホース)。昨年4位、14:30のデビューは史上最速の初出走記録。

AJWはまた、注目のランナーとしてジョン・ケリー(バークレーマラソン3回完走者)を挙げる。東海岸のマウンテンゴートが、ティム・トルフソンが「カリフォルニアカーペット」と呼ぶ整備されたトレイルでどう戦うか興味深い。

ゴールデンアワーとフィニッシュの魔法

AJWは15年以上前から、プラサーハイスクールのフィニッシュラインで午前5時から7時までのアナウンスを担当している。これはレース開始から24時間後、まさに「魔の時間帯」だ。24時間以内のフィニッシュを目指して必死のランナーたちが、家族やクルーに支えられながらトラックに現れる瞬間を「人間経験の縮図」と表現する。「涙、喜び、情熱、 exhaustion。すべてがプラサーハイスクールで繰り広げられる。人生が辛いと思っている人こそ、あのゴールデンアワーを見に行くべきだ」。

まとめ

このエピソードは、西部州100マイルを単なるレース結果の予測ではなく、ウルトラランニングというスポーツの文化的・歴史的意味を探求する旅として描いている。AJWの「ステイツマス」という概念は、レース当日だけでなく、その前後の数ヶ月間にわたるコミュニティの興奮と期待を完璧に表現している。384の出走枠に世界中から集まる才能、厳格だが公平な抽選システム、50年以上続く医療研究の伝統、そして何よりボランティア文化が生み出す「家族のような」雰囲気。これらすべてが西部州を「最も美しい」でも「最も難しい」でもないが、「最も特別な」レースにしている。リスナーは、出走リストの名前が単なる数字ではなく、何年もの努力と夢が凝縮された物語であることを理解し、レース当日をまったく新しい視点で楽しめるようになる。

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